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三矢製菓株式会社 様
お客様DATA
  • 東京本社    :東京都荒川区西尾久4-10-11
  • オフィス・工場 :埼玉県八潮市浮塚886-1
  • 業種      :食品(菓子)製造業
  • システム導入時期:2021年9月(VG-Server)

楽一への入れ替えで、大幅な時短を実現

主力商品の「レモネード」
主力商品の「レモネード」

今では関東で1社だけという、ラムネ菓子専門の食品メーカー・三矢製菓。軽くやさしい食感を生む“湿式”という製造方法にこだわった昔懐かしい商品たちは、創業から90年以上にわたり永く親しまれ続けています。その製造を支えるオフィス業務では、以前より菓子業界に特化した専用システムを利用してきましたが、2021年9月に楽一への入れ替えを実行。顕在化していた課題を解決し、大きな業務効率化を叶えていました。

残高管理が、大きな手間に

三矢製菓が製造している自社ブランド商品は約10種。売れ筋は「レモネード」の名が付けられた、4種類の味が楽しめるアソート商品で、昔ながらの、飽きのこない素朴な味わいが人気です。また、問屋・スーパーなどが手がけるプライベートブランドなどにもOEMで対応。こちらも12〜13種あり、合わせるとおよそ25種近くの商品を製造されているそうです。
その一方で、菓子業界は受注から納品までのリードタイムが短いという特性があり、同社も受注の翌日には出荷、できる限り中1日というスピードで納品されているとのこと。必然的に受注生産では間に合わず、常に一定の在庫を保持しています。このような中、4代目となる黒林社長は30年ほど前に業界に特化した販売管理システムを導入。それは当時では珍しく業界特有の“菓子統一伝票”に対応しており、中小の菓子メーカーに広く普及したものだそうです。
「基本的な販売管理システムでしたが、メーカーに使いやすく出来ていました。消費税などにもバージョンアップで対応してくれ、長く頼りにしていました」
しかしここ数年、浮き彫りになっていた課題もありました。
「月々の請求書発行まで概ねうまく稼働はしていたのですが、私たちがシステムを使いこなせていなかったせいもあってか、税理士提出用の残高管理などが思うようにいかず、その部分が手作業になっていました。人手がかかる、時間がかかる、そうしたことは避けたかった」。
黒林社長が楽一と出会われたのは、まさにこうした問題と直面していた時期でした。

4代目社長の黒林將光さん
4代目社長の黒林將光さん
八潮市のオフィス・工場
八潮市のオフィス・工場

手作業の削減から、さらなる効率化へ

課題の解決、さらに業務のステップアップに向けて、数社からシステムの提案を受けたと話される黒林社長。その中で楽一を選ばれた理由を伺うと「他社はみな想定した金額をかなり超えてしまっていた。しかし楽一は、内容・予算ともに希望に近い提案をしてくれました。それにカシオの担当者は、一つ一つの質問に対し具体的な解答を提示してくれる。これならと思い、入れ替えを決断しました」
こうして同社は、2021年9月に楽一のサーバーモデルを導入。税理士向けの経理データを手間なく正確に出せるようになるなど、懸案だった手作業の削減に成功。万一残高などに差異が出た場合にも、すぐ気づけるようになりました。加えて、菓子業界VAN “e-お菓子ねっと”とのスムーズな連携、菓子統一伝票の発行と、ファーストステップを順調にクリアされます。
続いては、黒林社長がかねてより願われていた“受注から出荷まで一気通貫した効率化”に着手。その第一歩として出荷指示書の発行・活用を実現されています。
「どこに、どの商品を、何ケース、いつ送るか。賞味期限はいつか。以前はそれをノートから一つひとつ拾って伝票を作っていて、1〜2時間もかかり手間になっていました。それが今は、様々な会社から来た注文を楽一がすべてまとめてくれて、とても簡単に出せるようになった。これは大きな効率化です」
また楽一で整理された出荷データは、メーカーの義務となったHACCPの遵守にも役立ち、作業が楽になったと新たな角度からも評価をいただいています。

インタビューに答える黒林社長
インタビューに答える黒林社長
菓子統一伝票を楽一で出力
菓子統一伝票を楽一で出力

作業時間を短縮し、負担を軽減

ここで日々楽一を使われているスタッフの阿部さんにもご感想を伺うと、とても高い評価をくださいました。
「楽一にして便利になったことがいくつもあります。中でも一番は、商品ごとに、色々な得意先からの注文を集計した“受注数”を画面ですぐに見られるようになったこと。以前は台帳を見て、商品データを拾って受注残を手作業で集計していました。それを楽一にしたら、毎日の作業時間を大幅に短縮できました。これは本当に助かっています。それと、“e-お菓子ねっと”からのデータ取り込みがスピーディになったのも嬉しいです」
阿部さんは続けて「使い勝手もいいですね。画面が見やすく、商品マスタも整っていて、毎日の売上入力がすごく楽です。よく使う機能はすぐ呼び出せるように、カスタマイズもしてくれています。私は、楽一にして大満足です」

一方黒林社長は「毎日の出荷数量がはっきりと見えるようになって、生産計画が立てやすくなりました。それは、原材料がどんどん値上がりする今、商品規格の見直しにも役立っています。うちの商品もグラム数の変更等で対応せざるを得ない。いつ在庫を使い切って新たな商品に切り替えるのか、そうした判断が重要になりますから」と、経営者目線でのメリットもお話くださいました。

最後に今後の抱負を伺うと「まだまだ、効率化の余地はあると思うので引き続き取り組んでいきたいですね。例えば、業界の多くが苦労している消費期限別の在庫管理も、近いうちに実現したいと思っています」と、強い意欲をお聞かせくださった黒林社長。楽一はこれからも、その積極的な経営戦略をしっかりと支え続けます。

楽一を操作される阿部さん
楽一を操作される阿部さん
楽一の画面、右枠は便利なサポートパネル
楽一の画面、右枠は便利なサポートパネル
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